家庭教師として独立するまで

 専門学校卒業後、子どもたちと一緒にハイキングに行ったり、 いろいろなスポーツやクッキングに挑戦する活動にも参加し始めました。 教育的な意味合いよりも、周りに認められる体験を通して自尊心を高めて いってほしいという意味合いが強く、子どもたちが活動を通して どんどんいい顔をしていく様子を見ていくことができました。

 ところが、それと並行して“子どもが暴力から自分を守る”ための ワークショップを小学校で行ってきたのですが、廊下を歩いている時、 遊びに出かける活動に参加している子を発見しました。 おでかけの活動では楽しそうにはしゃいでいるのに、その時は、 眉間にしわを寄せて、うつむいて過ごしていました。 もしかしたら、たまたま何か考え事をしていたのかもしれませんが、 いつも見ていた様子からは想像できない姿で、すごくショックを受けたのを覚えています。

 そのころから、買い物などの生活技能の練習や一緒にいる間だけでも 楽しい時間を過ごしてほしいといった活動よりも、学校生活に必要な スキルや基礎学力の補充に関心が向くようになってきました。

 子どもたちにとって、生活技能の練習や余暇の時間を楽しむと いったこともとても大切です。それに加えて、学習の面から学校生活を 楽しくし、自信をつけていってもらえるサポートがあればいいなと思い、 この度、個人で家庭教師を始めることにしました。

 

 

略 歴

氏 名 橋本 健治 (1974年生まれ 広島市在住)
経 歴 山口大学大学院 理工学研究科 博士前期課程終了後、
広島福祉専門学校 社会福祉士科に入学し、社会福祉士
資格を取得する。
その後、ホームスクーリングセンター メイプルに3年半勤務。
不登校や発達障害の子どもの自宅で個別のサポートを行う。
また、CAP(子どもへの暴力防止)スペシャリストとして
県内の小学校で“子どもが暴力から自分を守る”ための
ワークショップを行う。
趣 味 おもちゃ集め・バドミントン・ジャグリング
特 性 慎重さ Deliberative
学習欲 Learner
内省 Intellection
個別化 Individualization
目標思考 Focus
     *STRENGTHS FINDERの結果より

 

 

 

だかあぽってこういう意味

わたしは君の道標(みちしるべ)になりたい・・・・・・

                鷹城冴貴 「だかあぽ」 より

 “だかあぽ”は、元々、上のセリフから始まる、教師を目指す青年を描いたお話のタイトルから来ています。 10年以上も前に少年誌に掲載された短編マンガですが、教職を目指すにあたって大きく影響を受けた作品です。

 “だかあぽ”は、音楽記号に使われるdacapo(D.C.)のことで、「初めに戻って繰り返す」という意味がありますが、 僕の活動の中での“だかあぽ”は、別の2つの意味を含んでいます。

 1つは、上手くいかなくてもあきらめずに何度でも挑戦するという意味、 もう1つは、いろいろなことを受け継ぎ、伝え合っていくという意味です。

 私を育ててくれた方々からの知識を、子どもやその家族、ボランティアスタッフなどに繋ぎ、 それによって成長した人たちが、また次の人たちに繋いでいく・・・それの繰り返しです。

 “だかあぽ”の活動を通して、子どもたちに寄り添って成長させてくれる人たちが、 少しづつでも増えてくれたらいいなと思っています。